鉄道やバスに関する幅広いシステムを開発しています。例えば車両検査に関わるシステム。鉄道には法令で決められた各種検査があります。何日ごとと日にちが決まっていたり、何km走るまでにと距離が決められていたりとその検査は様々です。実際の検査現場に足を運び、どういう検査がどのような手順で行われているかを自分の目で確かめ、その検査が段取り良く行われるためのシステムを開発しました。期限が迫ってきたら画面上にアラートを表示することで検査もれを防ぎます。その他にも決算や収益管理など交通分野の利益に関するものや、運転手の労働時間の管理、アルコールチェックや免許証の有効期限の確認と働く人に関するものなど様々なところで携わっています。

設立当初からお付き合いのある企業からのご依頼で、火力発電所の操作室で使われているシステムの訓練用シミュレータの画面製作をしています。このシステムは火力発電所で働く技術者を育てるための、研修や教育のために使用されています。またそれ以外にも、安全に発電所が稼働するように、トラブルが起きたことを想定し、どのように対処すればよいかなどを考える訓練にも使用されています。電力は我々の生活に欠かせないもので、発電所にトラブルが生じたり不具合が出ると大きな被害に繋がります。それを防ぐためにも私たちが手掛けるシミュレータシステムが欠かせません。

近年気候の変動もあり、⾮常に激しい⾬が降る回数が年々増加し、河川の氾濫の被害が拡大しています。そのような被害を最小限に抑えるために河川には排水機場や樋門が設置されており、川の逆流を防ぐ働きをしています。私たちはその排水機場や樋門を監視したり、制御するためのシステムを開発しています。本流の水位や降雨状況の把握を行い、突発的な集中豪雨に常に備えています。中には人が入りにくい場所にもあるため、遠隔でもコントロールできるシステムもあります。人々が日々安心して安全に過ごせるように欠かせないシステムです。

モノづくりの現場では、安全性と信頼性が高い製品づくりが求められます。しかし、設計不良、工作不良、購入品不良、ソフトウェア不良など様々なケースで不適合品が発生します。このシステムは、不適合品が発生した段階で不良内容をシステムに登録。発行機能によって各関係部門に通知し、情報を共有します。またシステム内ワークフロー機能により、不良品の処理状況把握と担当部門のフォローを支援します。これ以外にも分析機能により継続的な品質改善活動の支援を行うなど、モノづくりの現場で質の高い製品をより効率良く製作するサポートをしているシステムです。